トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

危機一髪

2010-09-21 | 感じるままの回り道

Photo_3 北の尾根筋の南斜面へ侵入している孟宗竹の除伐を、九月の定例会に引き続いて行おうと斜面に入ったのは良かったのだが、オオスズメバチの巣に遭遇して、あえなく撤退してしまった。写真の左下、枯木の根元付近に巣穴がある。

 何かくぐもった飛行機の音らしいのが頭上でするから、空を見上げても機影はない。「おかしいな」と思って後を振り向いたらオオスズメバチが5~6匹ホバリングしているではないか。「巣が近い!」と直感して、巣の場所は確認できずに反対方向へゆっくりと逃げた。

 「カチカチ」という大顎を鳴らす威嚇音はなかったから、ただちに攻撃はないと理解していても冷や汗ものだった。スズメバチ撃退スプレーとアナフェラキシーショック用の緊急キットは腰に携えているが、恐ろしいことには変わりが無い。

 下の平坦地から場所を確認したら、竹を集積してある上部に十数匹が舞っていた。巣穴は集積した縁の地表に開いている。斜面に入って、この古竹を踏んだから、それが刺激になったようだ。一匹だけなら、視野に捕らえなくても羽音で判るが、複数匹の至近距離の羽音は初体験だから識別が出来なかった。

 しばらくは付近の林内には立ち入れないが、悔しいから巣は標本に採集する。と勇んでも、11月頃に巣が空になってからの話しだけど・・・。


*身中の氾濫

2010-09-21 | 遊び子は

Photo_5一瞬の点頭をみてドクターはこの子の動き癲癇なりと

四肢震う発作の中の遊び子は静か静かに眠りに入る

遊び子の動き止りて目は揺らぐ遊び続くも発作と知りぬ

ヒクヒクと交互に波が襲いたる半身動かすこの子答えず

いつ来るや知る由もなき大発作走るに興ず遊び子を追う