再度と言うべきか再再度と言うべきか、真竹の除伐跡地に生えてくる孫生え、ひこ生えを刈り払い機で刈りに入った。
刃の破損が進んで振動が出るようになったから交換しようとしたのだが、回転軸の先端のねじ山が潰れていて、なかなか取り外せない。すったもんだやって外れたのは良いけれど、すっぽ抜けたからナットを紛失してしまった。
そこで予備の刈り払い機からナットを拝借したのだが、刈り刃を取り外してビックリした。そこには土団子が五つもあったのだ。すでに中の幼虫は羽化して一匹も居なかったのだが、母蜂の執念には頭が下がる。
作業小屋に入り込み、天井にぶら下げてある刈り払い機のヘッドの小穴を見つけ潜り込んだのだ。全てを探索して落ち着いた結果ではなく、見当をつける能力も備えているのだろう。
この土団子は何ハチの巣だったかは知らないが、道路わきのススキにはあまり見掛けない抜け殻があった。
ツクツクボウシの殻だ。他のセミの抜け殻よりスマートで艶がない。この時期、付近ではツクツクボウシの蝉時雨であるけれども、空蝉は本当に目に付かない。珍しいのだ。