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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*猛暑に冷やす肝

2010-09-28 | 小父のお隣さん

Photo_2飛行機かくぐもる音に見上げれば大蜂群れて空中停止

ひるひなか盗人足で距離をおく大蜂の巣知りたる我は

逃げた身を近づけさせて覗き見る拳も通る大蜂の穴

休みなく水を運ぶや大蜂の巣も暑かろう子等も渇くか


今はもう秋、誰もいない森

2010-09-28 | 小父のお隣さん

Photo_3  急に涼しくなったが、暑い時期に森の中にいたハグロトンボは見かけなくなった。セミの声もツバメの姿も既に無い。

 今日はイトトンボを複数見かけたのだが、この時期のイトトンボは記憶に無いので意外だった。トンボたちにしてみれば、当たりまえのサイクルなのかどうか知る良しも無いけれど、春の頃に見るイトトンボより小型だ。

 同種か異種かは不明だけれど、はかなげと言うべきか弱弱しいというべきか、その飛翔の姿は「秋」の寂しさに合う。アカトンボは記憶に連なる感傷を引き出すが、一義的には「陽」のイメージである。今日のイトトンボは「もののあわれ」そのものだった。

 陽を受けたアカトンボは躍動感そのものだが、斜め陽を受けていたイトトンボは動きからして「息絶え絶え」だ。春の頃のイトトンボも、スイスイと飛翔しないが印象は全く別なのが不思議だ。