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十日経って棚田の稲の穂は出揃ったようだ。中には頭を垂れている穂もある。地元農家の水稲に比較すると籾の数が少ないような気もするが、「同等に」なんてことは鼻から無理だし望んでも居ない。
猛暑続きで夕立も無いから、絞り水も枯れ気味になってきた。田に落とす水口の水量は鉛筆の太さくらいでチョロチョロと落ちているだけになった。もう六枚の棚田を潤す水量はなくて、下の田には水が回っていかない。稲作からみれば「水干し」すべき時期だろうが、水生生物には大問題だ。
だからと言って、どうすることも出来ないから、すべては自然のままに…である。
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