カウントダウンが始まる頃は、お札を交換する参拝客が50mほどの行列をなしていたが初日が届く頃は静かな境内になった。
夜通し燃やし続けた焚き火も氏子代表の方々の手により撤収作業が始まってる。普段は全く人の気配の無い氏神様も、初詣と秋の大祭だけはちょっとだけ賑わうのだ。
小学校の校歌は「神さびたてる宮の森」の歌い出しだが、これは中山新平の作詞作曲だった。歌っている頃は有名人だなんて露ほども思わなかったが、けっこう全国に普通にある事だそうな。生活や腕を磨くために励んだ跡なのだろうか。
鎮守の森も横は車道だし、周囲は住宅が迫って、とても厳かな雰囲気があるとはいえないものになっているが、昨年は更に境内の樹木の切り詰めが行われた。写真のクスノキは大人二人では手が届かない周径だが、上部を見ると痛々しい。
自宅直ぐ近くの桜並木も道路拡幅で全伐、家の前の官地にあった樹齢80年のケヤキも「落葉が多い」の苦情があるのは知っていたが、「整枝剪定します」の回覧が回った後、夕方帰宅したある日、根元から切断されていた。見かけの緑が多いせいか、街地の大木はどんどん少なくなる。八百万の神々は、何処に降臨するのだろうか・・・・・。