トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

予定域内全伐

2011-01-18 | 今日は真面目に

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 ようやく予定域内に生えていた侵入竹を全伐した。開始してから約一ヶ月、延べ人数にして70に達した。まだ林床の集積は終えてなく、もう数日、10人工くらい必要とする見込みだが気分的にも一息つける。

 今日は季節風が強くて、竹の重心方向とは逆の風向きだったから、倒すのに手間が掛かった。風も一定ではなく息継ぎをするから、風による重心方向の偏移がうっとおしい。その上、足場の悪い場所ばかりだったから、足場を作るために竹を敷いて、その上で作業する事が多かったので、重心の偏移は厄介だった。

 危惧していた通り、竹を集積した上で切り込みを入れようとした時、竹がスライドしてバランスを崩した。近くの竹に手を添えたまでは良かったが古竹で、根元から折れて一緒に倒れてしまった。右の胸を竹の切り口でしたたか打ったが骨折までには至らなかったようだ。それでも息を大きく吸うと痛みが走る。

 回避したほうが良いと判断しても、状況的にその条件で行わなければ出来ない作業もあって「リスクは取らない」と言うわけには行かないのが現実だ。


*行く川の流れは 2

2011-01-18 | 今はうたかた

 父母と耕し畑はすでになく見渡すかぎり穭田の霜

 父眠る墓の中には母おらぬ祖父母もおらじ御先祖もなき

 招魂所並ぶ戦士は前髪の会津長州薩摩の藩子

 仔を取られ三日三晩呼ぶ牛の声はいまだにこの身の奥に

 故郷は遠くにありて想うもの思いて痛む胸に風吹く