山里は雪降り積みて道もなし今日来む人をあわれとは見む 平兼盛
沢道は雨降り積みて道流る今日来る人はあわれや見えず
み吉野の山の秋風さ夜更けてふるさと寒く衣打つなり 藤原雅経
身よしなし山も秋風白湯冷えてふるさと遠く鼓動打つ胸
秋は来ぬ年も半ばに過ぎぬとや萩吹く風の驚かすらむ 寂然
飽きはこぬ歳は半ばも過ぎぬとや禿吹く風は冷たく掠る
山里は雪降り積みて道もなし今日来む人をあわれとは見む 平兼盛
沢道は雨降り積みて道流る今日来る人はあわれや見えず
み吉野の山の秋風さ夜更けてふるさと寒く衣打つなり 藤原雅経
身よしなし山も秋風白湯冷えてふるさと遠く鼓動打つ胸
秋は来ぬ年も半ばに過ぎぬとや萩吹く風の驚かすらむ 寂然
飽きはこぬ歳は半ばも過ぎぬとや禿吹く風は冷たく掠る