収穫しないでそのままになっているリンゴの実をメジロがついばみに来る。朝方はヒヨドリが来るのだが「親の敵」と思って、気がつけばカーテンをパッと開けて追い払ってしまう。
メジロは成すがままにさせているから、周囲の警戒は怠らないけど満腹するまで食べ続けていく。概ね、前の家の玄関脇のもみじに留まって安全確認して飛来することが多い。つがいで飛来するメジロもいるが単独の個体もいる。
中には警戒しつつも接近を許してくれるメジロもいて、一間ほどの距離なら逃げない。良く見ると白いとばかり思っていた腹部の羽毛は、白いのは下のほうだけで、両脇はベージュに近い色をしている。接近して実視するのは双眼鏡で見るのとは異なる感覚だ。眺めているだけなら接近を許すが、撮影するとなると別のようだ。カメラを構えていくと許してくれない。
食べ続けているリンゴは、もう空洞に近い。他にも食べやすい位置にリンゴはあるけど、位置関係よりついばみやすい軟らかさを優先しているようだ。リンゴを食べに来るメジロで思い出して、玄関前に給餌台をだした。冬の間だけだが、今日の献立は「アケビの種、フィジョアの半割り」である。立ち寄ってくれるまでには何日か必要だろう。