拠点の上り口にある桜が昨年になり完全に枯れ死した。子どもたちが入り込む原の末端に生えていたのだが、枯れ枝の落下も見られるようになって、除伐することにした。斜面に生えた自然樹のためか4本立ちで、どれもが斜めに立ち上がっている。
山側へ傾斜していた3本は難なく切り倒したが、谷側に傾いているのが主幹で、重心の方向に4m程度の樹高に育ったエノキがあって、これを傷つけたくないのでロープをかけて4人で引いていたのだが、樹木の重さにはかなわなかった。
心配したとおりエノキの上に倒れて掛かってしまった。ついでに主枝も一本折り取ってしまう、あえなく失敗の巻。樹の状態がよければ平茸の原木にしようかと考えていたのだが、サルノコシカケの菌糸が中心部まで入り込んでいたから、クワガタやタマムシの住処にせざるを得ない状態だった。「棚ボタ」にはならなかったが、それはそれで虫たちには「お年玉」だろう。ちなみに8年前の開花は写真のようだった。