トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*苦笑い

2011-01-31 | 性向有毒の翁なれば

Photo_5 竹取りで生まれし姫は六番の亀裂の中に今日も御座します

 夏ならば胸は汗疹か冬の身は少しは温きリブバンド巻く

 花粉症なき身の幸をしみじみとクシャミで痛む胸を撫でたり

 谷に落つこの身を助け六番ははかなく折れて我が我がと


フカイタワー

2011-01-31 | 感じるままの回り道

Photo_2  お江戸ではスカイタワーとソラカラちゃんが人気だとか、お山はフカイタワーからのソラカラちゃんが任期に入る。このソラカラちゃん、戸籍は「杉花粉」なのだが「花粉」ではあまりにも美的だ。社会的惨状をみると「花糞」が相応しい。

 だからと言って小生は恨みなど無く、子ども時代は大いに遊ばせて貰った相手なのだ。花粉玉を口の中に詰め込み、ネマガリダケの稈で作ったシリンダーと自転車のスポークのピストンで「杉玉鉄砲」を楽しんだものだ。花粉症とは無縁の世界だったが、青鼻は垂らしていた。現代の様相は全て人の営みによってもたらされたものと言える。

 余談はさておき、気温は零度で寒風を避けるために作業場所を変更したのだが、除伐中の竹林の横に胸高直径50cmにもなる大杉が2本ある。どちらも立派な花粉タワーとして聳え立っている。

 木立の上に抜きん出ている姿は、さながら紅葉かレンガ色のアートみたいである、と言うより実態はゴーストモンスターに近いか…。今日は風が強かったが、花粉の飛散は無い様で煙る様子は見られなかった。積算温度も関係するとの話であるが、気温がまだ10度以下の日が多いのでもうしばらくは安心のようだ。今年は非常に花粉の飛散量が多いと予想され、こんな時は花粉症の出なかった人も発症しやすいとか…。それが問題だ。

 小生、今は肋骨の骨折で、クシャミや咳、鼻をかんでも痛いから「勘弁してー!」と少々弱音の気分である。それでも「山には行く!」のだ。失業中高年には居場所が無いのである。