トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

立ち枯れ木除伐

2011-01-05 | 今日は真面目に

Photo_4  孟宗竹の侵入、席捲で立ち枯れしてしまったヒノキ10本を伐採した。

 年齢は概ね20~25年生前後だった。枯れてからの年数があるから、幹の外周から三分の一ほどは腐食している。それでも心材はしっかりしているから、ユサユサ揺らしても「ポッキリ」という訳にはいかない。

 まだ周囲の竹を伐採してない部分は、すぐ枝が掛かって倒れてくれない。そのたびに掛かった竹を切ったり、切り口にロープを掛けて引いたりと、少々危ない行為もしてしまった。

 掛かり木になった木(竹)を伐るのは危険この上ないやり方で、禁止事項に挙げられる行為でもあるのは承知だけれど、狭い空間の中で支障なく地面に落とすのも難しい作業だ。竹を倒す空間を確保するために「竹を伐る」のも「あり」だけど、ヒノキは枯れても枝を広げており、竹を倒す時の支障になる。「どうせ伐る木だから」と伐採したが、「今、やるべきか、やらざるべきか」なんて、ハムレットほどは悩まない。

 延々と続く手鋸の作業の中に動力のパワー作業が入ると、気分転換でもあるからだ。


ヤブマメ

2011-01-05 | 小父のお隣さん

Photo_2  Photo_3

 侵入竹の除伐をしていたら鮮やかな紫が目に止まった。「ヤブマメ」の実だと思うが、中まで紫だった。この植物の紫色は何時見てもピュアな美しさを感じる。

 アザミやノコンギクの紫系とは異なり、深い紫色なのだ。紫色は「高貴な色」と伝え聞いているから、そのためかどうか好奇な注目をしてしまうのかも知れない。紫色は好きな色とは思っていないが、この鞘の色は別格である。小さな感慨がある。

 豆であるなら、かじってみようかとも思ったのだけど、昔見た狂言の「ぶす」を連想する色でもあって、少々気が引ける。あれは砂糖だったのだけれど、どういう訳か紫色は「有毒」の連想もあるのだ。