孟宗竹の侵入、席捲で立ち枯れしてしまったヒノキ10本を伐採した。
年齢は概ね20~25年生前後だった。枯れてからの年数があるから、幹の外周から三分の一ほどは腐食している。それでも心材はしっかりしているから、ユサユサ揺らしても「ポッキリ」という訳にはいかない。
まだ周囲の竹を伐採してない部分は、すぐ枝が掛かって倒れてくれない。そのたびに掛かった竹を切ったり、切り口にロープを掛けて引いたりと、少々危ない行為もしてしまった。
掛かり木になった木(竹)を伐るのは危険この上ないやり方で、禁止事項に挙げられる行為でもあるのは承知だけれど、狭い空間の中で支障なく地面に落とすのも難しい作業だ。竹を倒す空間を確保するために「竹を伐る」のも「あり」だけど、ヒノキは枯れても枝を広げており、竹を倒す時の支障になる。「どうせ伐る木だから」と伐採したが、「今、やるべきか、やらざるべきか」なんて、ハムレットほどは悩まない。
延々と続く手鋸の作業の中に動力のパワー作業が入ると、気分転換でもあるからだ。