作業していた前で、シオカラトンボが空中で絡み合い、そのまま削っていた斜面に降りた。思わず「えーっ!」と声を上げたのは、雄同士?の交尾だったから…。
これは「世界初」、「昆虫界にも大異変」、「トンボも同性婚」と、次々に新聞の見出しまで妄想してしまった。世紀の大発見を記録に残さなくてはと、立ち位置から一枚撮影したのが左の写真。
ケータイではこれ以上アップに出来ず、同じ方向からだけでは検証に耐えないと思って、後方の堤に移動する途中で離れてしまった。地面に止まったままの個体を見たら、何のことは無いムギワラトンボだった…。いつもと言うわけではないが、交尾の後、メスはしばし休息を取るケースがある。オスはと言えば上空で留まっている。
結局、メスが産卵を終えるまで上空で守っていた。律儀な虫である。見届けた小生は暇な虫である。