散策路へ崩れた土砂を取り除くのに、下部の流路の様子を確認したくて、2mを越える根笹を刈り払ってみたら、しっかりした水路があった。泥水地の上流部だから、流路の存在は理解していたが、他のグループの活動圏だし、覗くこと等なかった場所である。
たかだか50m程度の水路なのだが、周辺にはない貴重な環境に思えて、トンボやホタルの飛行ルートに変貌させたくなった。そこで、無断で散策道修復の報告がてら、グループの代表に「刈り払い」を打診したら喜んで承諾してくれたのである。
結局、今日も猛暑日となり、汗ビッショリで作業を終えたが、棚田だった平坦地と斜面の根笹を片付ければ、気持ちの良い水辺が出現するだろう。今まではトンボの飛行など無理な状況だったけれど、これからはヤンマの巡回飛行やイトトンボ、中型トンボの雄プレイが見られるはずだ。