トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

浸水域

2012-07-19 | 今日は真面目に

Photo_2  大きな泥水池の拡幅が済んで、排水口の設えを迷った。水位の設定を沈木で行うか土面で設定するかの選択だ。拡幅した部分は漏斗状の漏水の痕跡がいくつも存在している部分なので、当初は草地にしていた部分なのである。

 土を掘り下げて貯水すれば漏水孔が顕在化するだろう。何よりも突然の漏水で干上がるのが怖い。結局、水位設定は、もともとの地表面を利用して漏水によるリスクを取らない事にした。

 オーバーフローなら地表面を流れるし、たとえ漏水孔が貫通しても貯水には影響は無い。それどころか時折は浸水して水浸しになるような部分は、これはこれで好む生物もいるのだ。


危なかったぁ!

2012-07-19 | 小人閑居して憮然

Photo_3  林内の再萌芽した孟宗竹を除伐していた時の事、周囲にスズメバチが一匹、二匹と旋回しては戻っていく。「煩いなあ」と思ってハッと気がついた。巣が近くにあるかも知れない。

 森を席捲していた孟宗竹を全伐した結果、木も草も竹も伸び放題の斜面の林床では「スタコラサッサ」と逃げるわけにもいかない。スズメバチの戻っていく先を確認しつつ、見通せるように小竹や潅木を静かに切り取って寄って行ったら、その先に巣を確認した。作業していた1m圏内だった。ボール状でお茶碗二個合わせた大きさだから、ソフトボールより大きめだ。

 巣の形からオオスズメバチでないように思えたが、飛翔する個体はオオスズメバチと感覚的には差など無い。斜めに伸びた竹の枝に巣がついていて竹の枝葉がセンサーの様に振動を伝えるので刈り取るのは放棄した。立ち位置の足元が竹の根元だった。蜂に気がつかずに刈り取っていたら襲撃されたのは間違いない。

 今日は、蜂の「偵察・確認行動」と言う習性で助かった様なものだ。「謝々」である。