家を出るときには30度になっていた。最高気温は34度を越えた暑い日になったが、身体が慣れてきたのか、初夏の頃の真夏日より快適だ。
多少は木陰のある下草刈りでも、涼しく感じることはないけれど、草原や泥水地、棚田のような隠れる場所の無い所の作業に比べれば楽なのだが、蜂の被害に遭う確率は高くなる。全面を覆っていたアズマネザサを全伐してから10年近くなるのだが、まだ根茎は生きていて飽く事無く萌芽させてくる。
とは言え、草本も増えたから一見、草原状に見えるけど気は抜けないエリアなので、こんな場所でもシーズンに3回は刈り払わなくてはならない。この手入れを行っている限りは、初冬にフユイチゴの絨毯が出現する。これがささやかな報酬かも…。