馬小屋にありし不浄は恐ろしき馬の鼻息尻を這いおる
何ゆえか生家石垣思うとき切なき思い老いの身にくる
激しかり外の水音夜とともに響いて寝れぬ天井高し
大鍋で食器を煮るや囲炉裏端ヒゲの爺さんキセルと鎮座
よろい戸を抜けて板の間広きかな囲炉裏水屋に風呂場一望
新雪のハッテの怖さ知りたるは囲炉裏で聞いた祖母の話か
馬小屋にありし不浄は恐ろしき馬の鼻息尻を這いおる
何ゆえか生家石垣思うとき切なき思い老いの身にくる
激しかり外の水音夜とともに響いて寝れぬ天井高し
大鍋で食器を煮るや囲炉裏端ヒゲの爺さんキセルと鎮座
よろい戸を抜けて板の間広きかな囲炉裏水屋に風呂場一望
新雪のハッテの怖さ知りたるは囲炉裏で聞いた祖母の話か
庭のダルマ萩から体長ほどもある緑を抱えて飛び去る虫がいる。椅子に腰掛けて次の機会を待っていたら蜂だった。葉に止まり、ものの数秒で切り取り飛び上がる。お向かいの屋根を越えて見えなくなった。程なく戻ってきての繰り返しだ。
図鑑と照らし合わせたら「バラハキリバチ」のようだ。バラの葉でなくダルマハギなのだが、隣のジューンベリーも切り取った跡があった。ハギの枝葉は四方八方に広がっているが、切り取っていく範囲は狭く、同じ葉に来る時もあった。共存するための礼儀作法のようなものなのだろう。
葉の縁に止まると直ちに大顎で切り離す。かみそりの様に切れ味が鋭い。瞬く間に両脚の間に折り込んで飛び去るが、そのたびに産卵して戻って来るのか…、真夏日なのに母は熱中症にもならず元気だ。
庭には他に3種類のハギがあるが、ダルマハギだけが切り取られている。向かいの家の萩も無傷だ。理由は知らない。