トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

泥水池の除草 1

2012-08-26 | 水辺環境の保全

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 ここまで繁茂繁殖するとは思わなかったミズキンバイの席捲ぶりだ。まだ覆われていない水面はアオコが浮いてトンボが産卵する隙間も無い。メダカたちは僅かに開いた水面に集まっている。

 ここまで来ると絶滅危惧種なんて悠長な事を言っておれない。他の水生生物が絶滅の憂き目なのである。処暑のころなら、まだトンボたちの産卵は期待できるし、枯れる前に全草除去した方が泥水池の趣旨に適うと踏んで根こそぎ除去した。

 これが思ったより嵩があって、陸に上げた後は猪が掘り返すに格好の餌場になってしまいそうだ。でも水面が開いた途端にトンボの飛翔数が増えた。現金なものである。引き上げた中にはヤンマのヤゴも多数認められた。来シーズンはヤンマが増えているだろうか…。


ウシアブ

2012-08-26 | 小父のお隣さん

Photo  八月に入ると虻が現れる。蚊は直射光下に出てくるのは稀だけれどウシアブは頓着しない。駐車場に到着すると10匹程度がお出迎えしてくれる。

 この場合は吸血よりボンネットやタイヤの温かさに惹かれるようでそちらに群がるが、中には車内に入ってくる虻もいる。

 子供の頃からの習慣で潰さないように捕まえた虻は、翅をちぎって放してやる。これは父が牛に群がるアブを捕まえては翅をちぎって放っていた事の模倣なのだが、この行為の根底は、家族同様の農耕牛の血を吸うアブに対する意趣返しの様に思えるのだ。

 作業中にも周囲を飛行する虻もいるが、この場合は作業を止めて止まり易いように馴れ合って、捕獲後は同じ処理をする。小生とて吸血されたくないし、虻に吸血されると蚊の比では無い症状が伴う。