ここまで繁茂繁殖するとは思わなかったミズキンバイの席捲ぶりだ。まだ覆われていない水面はアオコが浮いてトンボが産卵する隙間も無い。メダカたちは僅かに開いた水面に集まっている。
ここまで来ると絶滅危惧種なんて悠長な事を言っておれない。他の水生生物が絶滅の憂き目なのである。処暑のころなら、まだトンボたちの産卵は期待できるし、枯れる前に全草除去した方が泥水池の趣旨に適うと踏んで根こそぎ除去した。
これが思ったより嵩があって、陸に上げた後は猪が掘り返すに格好の餌場になってしまいそうだ。でも水面が開いた途端にトンボの飛翔数が増えた。現金なものである。引き上げた中にはヤンマのヤゴも多数認められた。来シーズンはヤンマが増えているだろうか…。