丸太を移動中に子ども達が来てしまった。作業を継続する訳にもいかないから、給水タイムで一息入れたのだったが、そこは年少さん、作業場所が遊びの現場になってしまった。
「綱引き」だの「引っ張りっこ」だの、呼称はどうでもいいのだけれど、真似もして見たい年頃なのであろう。生き生きと動く姿は気持ちの良い風景である。
残念だったのは、子どもの人数より大人が多かったのにも関わらず、安全への配慮が見られなかった事である。大人たちにとっても初見の作業内容だろうから、好意的に見れば「仕方がない」かもしれないけれど、しかし、皮を剥ぎツルツルで280kgの丸太がコロに乗っている。「大怪我する条件がある」と危険回避に行動したのは一人もいなかった。
子ども達の手前、引率同行者に指図はしたくなかったから、小生が丸太の末端にまたがって左右の動きを抑制し、曳き紐の丸太至近の子どもは遠ざけて遊ばせなければならなかった。子ども達のちょっかいは許容範囲としても、引率同行者の一人さえ全体を観ていない危険注意力には幻滅した。とは言え、アキレスや肋骨など複数に傷を持つ小生に言う資格は無いか…。