道具小屋の防火水槽に「水決め」用の水を汲みに寄ったらアサギマダラが吸蜜していた。郊外の御宅にアサギマダラの群れ飛ぶ庭を作った御仁がいるが、そこは一面のフジバカマの群生である。
小生も模倣して、ようやく見つけた1株を購入して庭に降ろしたのが一昨年。昨年はアサギマダラが吸蜜にきて「グーッ!」だったのに、この夏には蕾をつけたまま枯れてしまった。最初の兆候は隣のオミナエシの枯れ死だったのだが、気がつくのが遅く「ゲーッ!」となってしまった。
原因は「根腐れ」で、白いカビ状になっていたから、おおかた土壌の病害なのだろうが、植替えしなかったのも誘因になったのだろうと推測している。そんなわけで庭のオミナエシとフジバカマを失ってしまった。今、オイランソウに症状が出てきた。殺菌剤を土注したが効果が出るかどうか心もとない。
でも、拠点とトンボ池の小島にあるフジバカマは元気だ。野草は「やはり野に置け!」なのだろうなあと思うこの頃だけれど、今日の写真も1枚撮影するにも「根気・我慢・辛抱」と言い聞かせないと撮影できなかった。いつも思うのだが、野生と付き合うのに即席はない。