トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

中折れ樹の処理『上端部』

2012-10-10 | 今日は真面目に

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 10月7日、大王松が二股の途中から折れた。枝の張り出しによる重心偏差に耐えられなかったのだろう。樹齢は確かめてないが胸高直径65cm、高さ3メートル付近で折れた。洋種の松林で大きなマツボックリは棘があるし、取り得は「大樹」である事と「ハルゼミが鳴く」くらいだ。

 先端部は土手に乗りかかっているが、幹の下も土手も遊歩道の一部で、これから冬イチゴのシーズンになるから子ども達が下を通る。安全のためにも早めに処理しないと安心できないから処理作業を開始した。

 土手に落下した先端部分は枝の殆どを圧縮しており、松葉の壁になってしまった。最終的には幹を下の平坦部に落とさねばならないから、可能な限り枝を払い先端重量を軽減する。幹だけにするのも危険範囲削減のために不可欠である。

 立ち木や地面と接触したままの枝は圧縮力を隠していて、不用意にチェーンソーを入れると「バーン」と反発してくる。応力の方向を留意しながらでも反発を食らう時があり、枝の処理といっても一筋縄にはいかない。積み木崩しやパズルを解くような読みが必要で緊張する。


まだ羽化している!

2012-10-10 | 小父のお隣さん

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 泥水池の穭にまだ羽化が見られる。ウスバキトンボのようだ。隣り合わせの株だったから、さしずめ兄弟トンボなのだろうか…。二匹とも近くに抜け殻があるから羽化直後に間違いは無い。翅はすでに乾燥しているようだが、伸ばしたて特有の光沢「濡れ翅色」だ。

 すでに時刻は午前9時過ぎで、稜線の上から日射もあるから飛びたてると思うのだが微動だにしない。春、南方から飛来し、世代交代を重ねながら北上して、冬には消え去るこのトンボには特別の感情が湧く。もう直ぐ飛翔も出来ない寒さが来るが、飛翔できる僅かな時間が極楽の泥水池であったら言うことは無い。