トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

食痕

2012-10-16 | 小父のお隣さん

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 林道に羽毛が散乱していた。狩られる鳥も相当数いると思うが、フイールドでは散見する程度の鳥の食痕である。ノスリやオオタカなどの猛禽類は姿を見せるから、当然、狩りをしているのだけれど、現場に遭遇したことは無い。

 帰路に気がついたのだが、羽根をむしったのは頭上の横枝だった。二股に分かれた周辺に羽毛がベッタリと張り付いていた。羽根の大きさと色から犠牲になった鳥はカラスに間違いないだろう。山鳩の羽毛は時折見かけたがカラスは初めてだ。羽根をむしって食べて言ったのか、いかなかったのか、散乱する羽毛の中に血痕を見たことはない。

 ただ、賢く大きいカラスも餌になるのかと思うと、自然界の厳しさを垣間見た気がする。