水見回りに行ったら、林道にヤナギの樹が倒れていた。年々、傾斜を増していた樹 なので、おっつけ倒れるだろうと読んでいたのだが、予想より早かった。小生に管理責任も除去義務も無いのだけれど、誰かが実行しなければならないから、予定を変更して除去作業となった。
胸高直径35cm程度、切断後に年輪を数えたら50年生であった。年輪の割には太りが無かったのは、ここは年中日陰の場所で、その上、絞り水で湿潤な斜面のためだろう。倒れた根塊を見れば太根など無く、握りこぶしの様な地下部分だ。これでは立ち木として維持できるはずも無い。
この樹の除伐は想定していて、切断後は「ヒラタケ」のホダ木に利用したいと考えていたのだけれど、湿潤な場所の立ち木だった事で、樹皮は苔で覆われている。これに菌を打っても無駄なような気がするし、取りあえずは刻んで林道の通行を確保した。