トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

棚田を池にしよう 1

2015-06-08 | 水辺環境の保全
 小生等の勢力圏外の棚田、泥水地の上棚なのだが、ここの越流氾濫は泥水地の崩壊に直結している。そのため一昨年に小生が浸食溝を埋め戻し新たに堤を築き棚田3枚を復元した場所である。今季、大きな1枚だけしか作付けしないとの事で、今後も田圃としての維持管理は行わないのだろうから思い切って「池に変更」を相談し了解を得た。活動する会同士ではなく現場実務者同士の了解である。
 変更は了解してもらえたが労力は小生持ちだ。大変だからと会友に助っ人を頼むとややこしくなる。あくまで個人の関係での越境にしておかねばならない。
 先日、刈り払いの途中で田圃のカサスゲを刈り払っておいた。とりあえず水底になる基準面の水準を出さねばならないから堤の漏水による土砂の高い部分を掘り下げて水面が広がる様に調整をする。掘り取った土は泥水池側の堤の補強に使った。ゆくゆくは上段の小さい田んぼも崩して1枚の池にする心算なのだが、そのためには流路の変更が必要だ。新流路の堤は小さい田圃を崩した土で賄い、構造を頑固かつシンプルにする。加齢に伴う今後の省力化である。
  水準出る   水面は倍にする   畦補強の途中

窮蛇、甲を咬む

2015-06-08 | 小人閑居して憮然
 帰りがけ、水見回りをしてからと水辺に寄ったらシマヘビのお出ましだ。駐車場に観察会の小学生の親子がいるから老爺心を出して捕まえて持っていった。
 ところがである、このシマヘビ、何を血迷ったのか小生の甲に噛みついて血まみれにしたのである。帰宅して上下の顎の先端噛み跡を計ったら8㎝あった。咬まれた時の痛さは小さいシロマダラの方が痛かったように感じたが、咬まれた瞬間、多数の歯の感触があったのにはびっくりした。小生、シマヘビには歯が無いと思っていたからであるし、シマヘビが咬みつくなんて思いもよらなかった。昔風に言えば「びっくりしたなぁ、もう!」である。
 今まで、もっと大物をぶら下げた事は何度もあったが、咬みついてきたのは「こいつ」だけだ。乱暴な扱いはしなかったのにとめげた。それはともかく、見に来た親や子の中から「毒は無いの?」と問うてくる。ヘビは皆、毒蛇のような聞きぶりで、これにもめげた。
 山神さまの教訓「余計なことはしない事じゃ!」。
             上顎の咬み痕        下顎の咬み痕