トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

畦の脆弱性 2

2015-06-21 | 感じるままの回り道
 隣接グループ活動圏のビオトープに了解を得て作業している。畦塗りのやり方が畦の脆弱性を助長していく現実は前回記したが、今回も作り方に起因した脆弱性だ。
 トップ写真の様にビオトープの水路や池は掘り上げた泥土が積み上げられ、一見高さはあるのだが質がとても悪い。池や水路の浚渫時、畦の草刈りはしないし水際に繁茂した植物は浚った泥と一緒に畦の植生の上に積み上げられてきた。当然、植物体は腐食し小動物を呼び込み猪を呼ぶ。泥よりも植物体が多い積み上げに加え締め固めをしないのでフカフカな畦の状態になっている。これでは猪に容易に崩されるし降雨や出水時には水の圧力に負けてしまう。
 今回、堤の強化を施すために今年掘り上げた植物体を除去したところ大きな漏水孔が出てきた。下段の棚田に漏水口があるから、この面で流入しているのは承知だったけれど場所の確定ができなかった。今回、見つかった漏水孔は30㎝掘り下げたら横穴があってそこに落ちている。とりあえず周囲を崩し粘土を踏み込んでこの一カ所は潰した。
 畦や水面内の植物体と泥を積み上げていると、漏水孔さえ見えにくい。
   漏水孔現る       掘り下げて更に太い孔

ハマナスパン

2015-06-21 | 何よりの楽しみ
 時折、自然観察に来るH氏が自作のハマナスパンを持って来てくれた。ハマナスの香りがするからと言うのだが、小生、ハマナスの実物は見た事が無いし香りも知らなくて「バラの仲間」程度の認識力でバラの花の香りに近いのかとも思ったが失礼ながら良く分からなかった。
 とは言え午後の時間、おやつには丁度良い量と美味しさだった。ジャムの話もでたから目前のコウゾの実に案内したのだが食指は動かなかったみたいだ。小生、今季はクワの実ジャムを加工しなかったからコウゾの実ジャムでも作ってみようか。少々恐ろしい味のするジャムになりそう…。
 話は変わって、先日小生の自宅に来た折り「家の植物が元気がなくて…」と言うから「えひめAI」の原液と特集号の「農業世界」を渡した。その結果報告で「すごく元気になりました。ハマナスの繁殖に取り組んでいる知人にも知らせたい」との由。小生、「えひめAI」は効果の実感無く従前から使用しているのだが「効くのだ」と初めて思った次第。まあ、ハマナスの繁殖株が元気になってくれれば良し。