トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

人知れず土掘らん…

2015-06-26 | 水辺環境の保全
 どこまで続くぬかる道、一輪車は全く動かなくなるからバタ板を敷いて走らせる。板の上と土の上では天国と地獄程の差がある。今日も「人知れず土掘る日」だったが、秘密でも隠し事でもなく他の人は関心がないだけの事、他にこんな作業を行う物好きは居らぬ。
 ようやく堤の一部を撤去し陥没面に敷き詰めた。結果として小さな池が合体した事になるが、あまり小さい池の集合より大きくした方が環境安定性は向上する。帰り際に水位を上げるためのオーバーフローを仮設置した。翌朝には満水になるだろうから水底の傾斜状況が判明する。その結果で底の慣らし具合と水深を決める算段だけれど、この判断は勢力圏にあるM氏の希望を仰がねばならない。ボランティアのボランティアであっても信義則は守らねばならないし、ここで悶着を生じれば「水辺の一体性と環境向上」が失われる。
 それはともかく、洪水調節の分水池に続き2番目の池が形を見せた。水面でネムの花びらが祝ってくれた…と自画自賛。
 北から攻める    南から攻める    掘り取り完了

今日のトンボ「迷いの源泉」

2015-06-26 | 今日は真面目に
 マユタテアカネの羽化が盛んだ。ところである、その中に怪しい個体が目につき惑わされる。関心を持たなければよいのだし、こだわる必要も毛頭ないけれど、そこは凡人、達観は困難なのだ。
 マユタテに「似て否なる」と思える個体には翅端に薄墨色斑のあるのと無いのとあって、これが迷宮の入り口。一つ覚えのマユタテの識別方法は、顔面の黒丸眉斑なのだが、これらの個体は三角眉斑で腹部の模様も明確なのである。プリントして検索画像と照合しても「地域差」や「個体差」、「成熟度」などの具体的資料は全くないし、胸部の模様までは付き合いきれずいつも????である。ただ「増えた」と喜んでいれば良いものを欲とは厄介だ。
  翅端の薄墨斑   眉班は三角   マユタテアカネ