トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**沈黙の郷

2015-06-11 | 大震災
     あるじ居ぬ家に戻りしつばくろの雛鳥の数寂しかりけり

     新緑の丘陵満たすさえずりを聞く人も無き郷は寂寂

     人住めぬ郷に溢れる草虫の昼キリギリス夜は万唱

     肉として出せぬベコ等を活かす道国は殺せの不都合と見ゆ

     ベコ等は吾が子だめんこい子活かすよ一条地獄の光なれば

青いリンゴを抱きしめても…

2015-06-11 | 感じるままの回り道
 気になっていたリンゴの摘果をようやく済ました。ご存じの様にリンゴは樹に生る。もう少し早い時期に行うべき作業だったが、水辺の作業を終え帰宅すると腰が上がらない。当然、腕も上がらない。とは言え大きくなり始めた果実がブドウの様に見えるからたまらず摘果と相成った。
 摘果を終えると樹もすっきりしたように感じ暑苦しさが無くなった。さて摘果した果実の処分だがこれが役に立たない事おびただしいのである。
 最初の頃「もったいない」とピクルスにしてみたのだけれど美味しくもない。皮を剥いても切っても同じだった。それからは樹下に落としたままにしていたのだが、これが晩秋まで姿かたちを留めている。虫も喰わないし腐食もしないし萎みもしないのだ。丈夫と言うか毒性があるゆえなのか判らん…。まあ、不思議な未熟果ではある。
  摘果前       これだけ切った