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少年期だけとは言え田作業の経験や、中高年になるまでの知見で「出来るはず」と思える事が成り立たない。小生としては「自明の理」に思えるのだけれど一般論としてはそうではないらしい。理屈や道理は難しい内容でもないと思うのだが、これが常識的対応なのかもしれない。
水辺の維持管理や補修に畦や堤の手入れは必須なのだけれど、結果は「理に反する」仕上がりなのである。写真の畦の成形はこれからなのであるが、右が小生が池にする田の底を掘り下げ畦を太らせた部分、左が隣グループが土盛りした側だ。小生は法面を作る様に土を寄せるのだが、他の大方は畦の肩から掘り下げて土を採るから畦は痩せるし崩れやすくしている。堤法面基部もこのやり方で掘り取られるので、そこから崩れていく事になる。
畦の場合は台形を想定して土を盛れないのかと思うし、それは法面も同じで田圃に入ってしまう想定線をイメージ出来ないのかと思うけれど、構造に対しての「脆弱回避」や「安低構造」などは記憶に留まらず「盛る」の一点に集中する傾向があり、ここが歯がゆい。