トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

二枚貝のために再度の池大洗浄!

2019-09-15 | 水辺環境の保全
 8月中旬、池の濁りが澄まず底砂の洗浄と水替えを行いウオータークリーナーを曝気と併用したのだが、そのあとに種水と泥水池の泥土を種土として投入したのだが結果的にこれがいけなかった。
 澄むことは澄んだけれど時折濁りが発生する。泥土をバケツ一杯分、種土として投入してみたので濁りの元になるのは承知でも、泥水池の濁りは一晩で静まる。自宅の池では静まり難いのだった。

 理由はほどなく判明する。給餌した後に濁りが現れる時が多く、恐らくは泥鰌の活動によるのだろう。泥土は微粒子なので一旦濁ると水中の全ての部分に吹き付けたようになり収まっていく。これでは二枚貝の鰓を詰まらせるのは間違いない。
 貝と泥鰌にとっては砂だけよりも砂泥環境が好ましいと理解していたのだが、二枚貝にとっては濁りは大敵と判断して濁りの元になる泥土を洗い流し除去するために再度、池の水全部抜いた。

 浚い取った砂泥はタライに入れジェット水流で撹拌、濁りの水だけを捨てること数回、水が澄み始めたら砂を池に戻す。これを全ての砂泥に実施して濁りの元を除去したのだった。午前のフイールド作業の帰りに種水を持ち帰るつもりで不覚を取ってしまい、種水は翌日以降になるものの多勢に影響はないだろう。

 ドジョウにとっては泥が無くなり砂地の底になってしまったが代わりの設えを考えている。二枚貝にとっては濁りの元が除去され曝気だけでなくウオータークリーナーによる濾過と水流が加わっているから環境としては十二分になったと思っている。
 砂泥洗浄時、マシジミがぞろぞろと現れたがカラスガイやドブガイの稚貝は発見できなかった。産卵期までに早めに二枚貝の補充を行いたい。
 今回、タナゴの稚魚は3匹しか得られず、産卵母貝を大量に失ってしまった事態を招いたのは稚魚を失わないための「ウオータークリーナー廃止」にあって、それで濁りを除去できなくなったという関係があった。来シーズンはこの失敗を糧に再度の長期飼育と繁殖に再挑戦である。

            泥土を場外搬出洗浄     ➡      湛水し復旧

今日のトンボ「ネキトンボ」

2019-09-15 | 小父のお隣さん
 棚田部でコナギの場外搬出を行っている時、畔際に挿した竹にネキトンボがいた。当初、ショウジョウトンボと区別がつかず、色も黒っぽいし翅の付け根のオレンジ色も広く見え、ネキトンボと思いつつも迷った。
 たまたま林道に詳しいS氏がいたから呼び込んで確認してもらったらネキトンボだった。普段見慣れているシオカラトンボとシオヤトンボも普通に見逃してしまう脳味噌であるから、すでに脳というよりNOと行ったほうが適切かもしれない。ここに「NOと言える日本爺」が完成した。

 馬鹿はともかくとしてもトンボの入れ替わりを感じると季節の移ろいを意識しない訳にはいかない。九月初めにはまだチラホラ姿があったキイトトンボはすっかり見えなくなったし、それでも水面すれすれにはクロイトトンボは頑張っている。今季、数が見えないマユタテアカネの理由は知らないけれど、マユタテアカネが少ないと今期のトンボ終息11月末頃か、昨季は暮れの28日だった・・・。