トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

棚田部のコナギ掘り取り 2

2019-09-18 | 今日は真面目に
 9日目にしてようやく終了した。中央部のコナギは一畳分ほど残す。水域内には点在しつつコナギが残っているが、まだクロイトトンボは飛翔しているしバッタ類も食料としている。ヨトウガの幼虫も食草として利用していた。この幼虫、水面に落ちると器用に後部をイルカのように振って前進していた。見ていても飽きない面白さがある。

 コナギ約30坪の面積を9日間要したから1日平均3坪処理した計算だが、実感としてはその半分程度の心持だった。とりあえず大仕事が終わって帰宅途中に「おはぎ」を購入し孤独に祝おうと思っていたのも束の間、途中USBメモリーを購入した結果「おはぎ」は消去されてしまった。「明日こそはおはぎで祝おう」と肝に命じる。
 中秋の名月は曇天で観るに叶わず、田毎の迷穴は今のところ現れずで悲喜こもごものいつも通り…。結局、月は寝待月となったものの月の出ではなく中天にかかった頃だったので寝起き月かも。

 長時間要した理由は土付きの根塊を畔と堤のに肉付けに使ったからで、これが意外に手間取った。水田中を三本鍬で曳き運び所定の部分に盛り付ける。根塊とは言えコナギ本体も含まれているから腐食すれば猪を呼び込む要因になるだろうけれど、掘り崩されても構造用土として増える量は捨て難いのである。

 東側の法面下は幅1m長さ10m、高さ20㎝ほどを結果として盛った。これで法面下部を猪の掘り崩しに遭うのが減るだろうし、棚田の周囲を歩くのが容易になるはずだ。
 
 反対側の西の畔、ここは堤上端面を広くした。ここも掘り崩し被害に遭っても時間稼ぎができるだろう。

 北側の堤も上端面を広くして掘り崩し被害の時間稼ぎである。盛り上げたばかりなので胴突きし固めるには早いけれど長靴で踏み込んで慣らしておいた。鎮圧は乾燥状態を見ながら実施すれば良い。