トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

美味しそうな茶藻の流路だった…

2019-09-08 | 感じるままの回り道
 取水地の台風増水の備えをを一通り済ましたのだが、全体を眺めていで上流部の状態が気になり河床のヤブマオを潜り抜け見えなかった流路に出た。
 足元は見えにくいし玉石ばかりで転倒でもして「大腿骨骨折」なんて事態になれば寝たきり必至の年齢だから足場は丁寧に選ぶ。そこで気が付いた。なんて骨体「茶藻大繁殖」の沢だった。水中の大石小石が見えないほどの量である。

 小生的には茶藻の繁殖には十分な酸素と日光が必要だと思っていて採集する時は下流の母川Y川に入るのだったが、ここの繁茂ぶりはその比では無かった。沢の両側はヒノキに囲まれて直射光の当たる時間は短い。こんな場所で茶藻が大繁殖しているとは思いもしなかった。採集する時は遠回りだけれどここの方が採集しやすい。

 自宅での培養水槽には緑藻類が繁茂して茶藻は消えてしまった。富栄養化と日照の関係かもしれないと思い返した次第である。水源地の沢で大量採集し清掃後の養殖槽で幾分遮光施して比較してみよう。二枚貝への給餌も手を変え品を変え手間暇かかる事かかる事。
 この夏の大事は「水温上昇」と「濁り」に尽きるのだが、庭の池では遮光をして周囲に水を撒く事ぐらいしか出来ないが、ほぼ30℃に近い水温で経過した今季だった。さて茶藻であるが採集用具を携行しなかったから指を銜え見ていただけで、台風の降雨増水で流出するのだろうと思うと大いに残念だ。
 一尾根越えるに片道30分、採集時間10分では気後れもするのである。

山のアナ、孔、穴・・・

2019-09-08 | 小人閑居して憮然
 泥水池の最終部5はほとんど池としての維持をしていない捨て池で、放水路につなげる落差解消の安全装置でもある。この池のオーバーフロー部は度々漏水する厄介な場所で漏水を止めてもしばらくすれば漏水孔が出来てくる。
 これを防ぐために杭列で仕切れば耐久性は増すけれど購入した杭だと数千円の出費、間伐材だと適正径を揃えるに難渋する、てな具合で放置状態だ。

 この夏、草叢として生えるに任せた草を刈り払ったら水が無い。やはり何時もの場所に大きな漏水部があった。漏水した水流は設えた段々を流れず潜流となって消えている。このまま放置しなくても既に漏水トンネルがあるのは間違いなくもう一度設え直しをしなければならない。
 ホント「山のアナ、孔、穴・・・」と天を仰いでも解決はせず「山の孔多の空っとぼけめ!」と目から汗がでる。

 とりあえず護岸木を外しスコップで穴を崩し粘土質の基盤土を踏み込んで応急処置をする。これで数カ月は保てるだろう。

         オーバーフロー部の漏水孔   ➡   孔を潰し湛水された