トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

庭のチョウ

2019-09-20 | 小父のお隣さん
 以前はバタフライガーデンなんてものに興味があって小細工を弄した事もあったのだが、この頃はとんとご無沙汰の「苦しゅうない」なのである。
 それでも寄ってくるチョウはいるもので、小さいのはシジミチョウ。これは年中足元でヒラヒラしておる。カタバミなどは引き抜かず生えるに任せているせいもあるのだが「勝手にせい!」とお構いなしである。

 大型のチョウはキアゲハ、ジャコウアゲハにこれから期待できるアサギマダラの三種だろう。アサギマダラはこれから開花するフジバカマに吸蜜にくるのだが初見日はいつ頃になるだろうか。フイールドのフジバカマは開花の盛期を過ぎた風情だがまだ飛来は見ていない。

 そんなことでジャコウアゲハとキアゲハが主と言えば主になるものの、キアゲハの滞在時間は短く撮影出来る機会はまれである。ジャコウアゲハだけはウマノスズクサを食いつぶし食いつぶす様に捨て子していくのだ。家の外壁や縁台、はてまた空の植木鉢などにお菊虫となって見ることが出来るけれどキアゲハの幼虫は見ても蛹は目につかない事が多い。

 フイールドで採種したホトトギスは大株に育ちルリタテハの幼虫を見る事は出来るものの、食痕を見つけたら視線は向けないし近づかない。毒がないと知っていても幼虫の棘千本の様な姿は恐ろしく感じ、眼の毒なら良いけれど気の毒になりそう。
 蛾類の発生も当然あるけれど毎年のように悩まされたモンクロシャチホコやチャドクガ、イラガの発生がないのが不思議だ。殺虫剤の散布はしないから発生してもおかしくないのだが何でだろうか分からん…。

    フジバカマの中のジャコウアゲハ     網戸越し、ツルムラサキのアカボシゴマダラ