トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

泥浚いで嵩上げ

2019-09-25 | 水辺環境の保全
 水域の除草が一通り終了した。トンボ池の葦抜きも必要だと思うものの秋が来て、いいえ飽きが来て嫌気たっぷりなのである。まあ、どちらを選択しようと命の洗濯にはならず削るだけの作業だが、優先度からして泥浚いと畔の嵩上げを行う。
 長柄のジョレンを作ってあるから立ち位置を動かず周囲6尺程度を掘り取れるのは楽である。泥中に立ち入って移動の必要がないのは労力削減になる。

 棚田部の3辺と二つ池の1辺に泥盛りを施した。威野志士様が掘り崩して越流決壊の可能性が高くなった部分で、泥でも乾燥すれば役に立つ。しかしながらゴミを埋めたてしオリンピック会場に変えた、様な魔法は利かない。風船が萎むように劣化していくだけである。
 今回の泥浚いと嵩上げで棚田部の堤は見た目も丈夫そうになったものの、掘り崩しのひどい場所なので執念の、周年でもある維持管理を要する場所だ。この泥浚いをした範囲は小生らのグループの勢力範囲ではないけれど、大御所のM氏が家族から出禁を申し渡されたとかで結局、小生が手を出すしかなくなった。

 実質1人なので保全作業も風前の灯火、当然の衰退となっていくのは乱視老眼の眼鏡を掛けずとも小生の目に見えるものの、それまではカエルにしろトンボにしろオリンピックとは言わないまでもそこそこの賑わいが続くはずで、それこそが他人様には見えない小生の年輪ピックである。まあバウムクーヘンのように儚いのではあるけれど・・・。

       二つ池の1辺         棚田部の3辺