トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

刈り払いの締めくくり

2019-09-28 | 今日は真面目に
 9月の定例会で刈り残しとなった辺縁部を半日かけて刈り払った。今季の刈り払いは例年になく手が出せず水辺の手入れに追われていたので、その分ネザサの繁茂が目立つ。刈り払いを続けなければ数年で立ち入りを阻まれるようなネザサの藪に戻ってしまうから植樹の当ては無いけれど維持だけは欠かせない。こういうところが「賽の河原の石積み」に思える。「さいですか…」とか言わんで欲しい。

 辺縁部の法面を刈り払い中にササユリ1本を見出した。種子付きかと思って見たけれど無かった。このままでは藪に埋もれ消えるか花期に盗掘されるのがオチなので適期に移植したい。ヤマウドも2株見出せたのでこれも拠点に移したい。山菜としての利用ではなく花粉と種子の提供なのだ。
 しかしながらヤマウドにしろタラノキにしろ花粉と種子を提供する草本木本と言っても会友でさえ腑に落とすは難しく、「山菜」としか見てくれないのが実態だ。

 今期の刈り払いは手詰まりだったにも関わらずYさんやMさんが助っ人してくれたので見かけは例年通りに見えただろうが、辺縁部はどうしても人手は入り難く遅れる。実生樹が育ち選択的除伐も必要になっているけれど秋季はオオスズメバチが恐ろしいから冬季まで先送りである。

          梅畑      北の段     林縁部