トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*処暑すぎて

2019-09-01 | 小父のお隣さん
             空蝉や法師回向の雷雨あと

             破れ翅たまご産む身の褪せし色

             賑わいは去りしキトンボツンツンと

             往き還るヤンマ睥睨草いきれ

             ヒグラシや明けぬしじまの網戸越し

             吐乱夫かシオカラトンボの追い立て屋

             水面にてクロイトトンボ夏終わる

             穂風道片手しか居ぬアキアカネ



今日のとんぼ「ギンヤンマの連結産卵」

2019-09-01 | 小父のお隣さん
 泥水地の刈り払いを済まし乾燥させてから集草する心算が降雨に遭ってしまった。雨不足のおり50mm程度でも助かったもののこの日は35℃まで気温が上がり堪えた。

 ズボンまでしっとり濡れて気持ちが悪い。作業意欲も失せトンボを見ていたのだが、そこに連結状態の大型種が飛来した。後部のメスは茶色に見えたから「マルタンか?」と思ったけれど、それもしっくりこなくて気持ちが悪い。衣服の方はしっとりとして、トンボはシックリせず気持ちが悪いのだった。結局判断がつかず撮れるだけ撮影し自宅で図鑑対照である。

 その図鑑対照だと「連結産卵」することから「ギンヤンマ」らしい。先日見た似た種の産卵は単独だったからギンヤンマではないのが理解できた。
 オスの腹部第2節、第3節が空色だったから「ギンヤンマ」に間違いなかろうがクロスジギンヤンマも似た色彩だ。このカップル、メスの翅色は薄茶に見えたし腹部も茶色に見えたのでマルタンと間違えても小生の理解力では当たり前である。

 どういう訳かクロスジギンヤンマは多数繁殖しているもののギンヤンマは珍しいフイールドであって、こうして飛来し産卵してくれると水辺の保全から足抜け出来なくなる。まあ、泥沼の水商売、そんなところかあ。
まあまあ、おいら「森作り」に入ったんだよなあと、どっちが正気の沙汰か判らなくなっている今日日・・・。