トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

タゴガエルの産褥期!?

2020-04-28 | 小父のお隣さん
 絞り水が道路を越えて駐車場を侵すので乾燥しない。これでは車の乗り入れと威野志士様の跋扈蹂躙で泥濘化してしまう。そこで帰宅前の時間を使い小さな水路を埋めた土砂を取り除いた。これで絞り水が流れ込まないので乾燥化が促されるだろう、と思った矢先にカエルが現れた。アカガエルに見えたのだが体形が丸い。周囲ではタゴガエルが鳴いているし、これは間違いなくタゴガエルだろうと思ったのだった。

 手に取ってみると異様に腹部がブヨブヨなのだった。それでこの個体はメスで産卵を終えたばかりだったのかと思った次第だ。林道擁壁上の絞り水の出ている横穴にタゴガエルが入っているのは鳴き声や水面の波紋でそれと知れるけれど、カメラの先端を差し込んでもどうしても撮影できなかった。懐中電灯で照らせば頭くらいは見えるだろうと思いつつ果たしていない。
 今期のタゴガエルの鳴き声は例年になく広がりを見せていて、個体数が増え広がりも納得できる様相だ。このフイールドに入った当時は林内作業で出くわす程度で鳴き声さえも珍しかったのに、変われば変わるものである。