トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「シオカラトンボ出現し、一日で五種目撃!」

2020-04-20 | 小父のお隣さん
 19日、断水解消のためエンジンポンプ一式を車載し取水地での強制通水作業になった。ポンプ送水している間は排砂バルブでの吐水状態の確認以外は所定の送水時間を過ごすだけの立場なのだ。
 その時間を利用し行き止まりから徒歩で取水地まで行く途中の沢に敷設してあった土管の詰まりを解消させた。土管が詰まって歩くべき上部が侵食され跨がねばならなくなって久しい。ポンプを抱えて「ヨッコラショ!」も足場が悪く危険なので、近いうちに風倒木を用い丸太を積み、歩くコースの復旧をしたいのだ。

 それはともかく、河原で見たトンボ、一見「シオカラトンボのメス」風に見えたのだが、どういう訳かダビドサナエしか名前が浮かばない。画像をS先生に確認してもらったら「良く撮れているシオヤトンボ」だった。小生の認知力などこんなもん・・・。翅の付け根をよく見れば朱が入っている。これが見分け方だと図鑑で読んだのは数日前なのだ。
 で、アサヒナカワトンボの透明翅と褐色翅も視認できて、この間、小生がフイールドにいなかったから「今日はお休みですか?」と電話が入ったSさんからは「シオカラトンボがいました」との情報もあり、フイールドに戻ってからメスの飛翔は見る事が出来たのだった。

 フイールドの泥水池へシュレーゲルアオガエルの卵塊をS先生に拝見させようといった時に青色のイトトンボを一瞬目にしたのだけれど見失ってしまった。サイズが小さかったからアサヒナカワトンボでは無かっただろうが未確認に近く、残念な結果だ。シオカラトンボのメスは三日月池への台地で飛翔を目にしたものの撮影は出来ず。

 三日月池ではクロスジギンヤンマの羽化をS先生、Sさん、小生としばらく眺めていた。まだ外殻から尾の先端が抜けず垂れさがっている状態は普通でなかった個体である。通常なら弓なりに反っている状態にあるのだが、この態勢では上体を引き上げスゲに掴まることも出来ない様子だった。仕方が無いから背中に指を添え起こしてスゲに掴まらせた。
 足場を固めてほどなく脱皮完了。眺めている間にみるみる翅が伸びていく。アレヨアレヨという感じで、これは初観測だった。その上、成体の飛翔も池の上で見られたのも珍しい。この時期、羽化は見ていても飛翔体を観るのは梅雨の頃が定例みたいなもんだったのに、この日は忙しさも極まれり・・・。