トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

食草にしていたら大発見!?

2020-04-08 | 蝶の食草園
 キジョランの種子だとばかり思っていた冠毛付きの種子、昨年育成したポット苗を見てもらったら「シタキリソウ」と言う同じ科の植物らしい。この植物はキジョランに似ていても「アサギマダラの幼虫の食草にはならない」のが定説なのだそうで、もし食草として確認出来たら学術的にも貴重な情報なのだとS先生から伺った。
 調べてみると以前はガガイモ科に属し、最近ではキョウチクトウ科に分類されたのだとか。どちらも毒成分を有する科でもあるが近似種ではないとなると食草となる可能性は低いというべきか。

 前回、親蔓を確認した折に、食痕があったように記憶していたから再度現認して撮影してきた。高い場所なので手に取って観察できるわけもなく写真での確認だから誤差が大きいそしりは免れない。
 写した葉を見ると食痕らしく見えるのだけれど、果たしてS先生はどう判断するだろうか。プリントしてフイールドで渡そう。あれやこれやと無駄な思案をしていて気付いた事がある。「親ヅルは立派で種子も長年散布していたはずなのに周囲に子蔓が見られないのはどういう訳だ?」ああ、これで今夜も眠れない・・・。

                 

危機一髪、漏水孔を潰した!

2020-04-08 | 水辺環境の保全
 6日には底が見えてしまった二つ池。シューズだったので作業できず翌日持越しで作業の第一選択肢に躍り出たのだった。6日の観察では漏水孔が判明せず、底に張り付いたアオミドロを除去してから探そうとレーキとスコップを携えて作業に出かける。
 ところがである、二つ池前段部に拳が入るほどの孔がみられ水が入っているではないか。この範囲は畳一枚分の広がりの中で度々漏水孔が露わになる場所でもあった。

 まだ稲作をしていた当時、耕起代掻きしていた牛が作業中に陥没孔に嵌り、それ以降、この田に入るのを嫌がるようになった話を古老から聞いたことがある。その場所は2mほど離れた部分なのだが、まだ水域だった当時、漏水を止めようと土嚢を入れていた時に小生も陥没に遭って、人知れず埋もれてしまうのではないかと怖い思いもしたのだった。それで水域にするのは断念し陸地化させたのだが、地下の漏水トンネルは埋めようがなく、思い出したように顕在化するのだ。

 今回も泥で水の浸入を押さえ、掘り上げたら地下40cm程度のところで横穴になっている。この穴に添い掘り進め、適当なところで埋め固めれば良いのだが、それをする元気は「猪走り」の解消を済ましたばかりの小生には無い。とりあえず粘土質の塊を押し込み踏み固めて一件落着。
 早めに終わったから芳香蒸留水を作る菜の花を摘みに行ってから確認に戻ると、オタマジャクシが群れていた部分に水位が上がっている。翌朝には元に戻るだろう。危ないところだった。

 顕在化した漏水孔   ➡    潰して終わる          下棚への出水部