
二日前にエンジンポンプで強制的に通水させてあったのに原因が分からず、それでも再度ポンプを使わねば断水解消はしないのでポンプ道具を車載して水源地へ行った。
そこで理由が判明した。取水升の上部取水路に玉石が積み上げられて塞き止められている。それも二段に渡って流れを塞いであったのだ。玉石の間から水は流出して来るから断水の理由にはならないのだが、この作業を行って河床の砂泥を流した事に由る閉塞だった。
取水堰が土砂崩れで崩壊し河床にも崩壊土砂が押し出され取水地が破壊されたのは6年前になる。それ以来、谷止工、段差工、増水侵食などを併用しながら取水地の安定化と保全に取り組んできた。しかし水盗人は「保全活動はしないけれど盗水作業はする」。それも保全作業をしつつ安定河床へ導いている過程のエリアで盗水の設えをするのである。恥を知らないと言うべきか、先日の断水解消作業中にかの団体のメンバーが上ってきて「数年間断水しなかったのに今断水している」とのたくった。盗人猛々しいと言うべきなのか盗人にも三分の理と言うべきなのか「厚かましいと恥知らず」としか思えぬ言動だった。
断水ともなれば直ちに駆け付け取水流の補修作業やら取水升の清掃排砂に続きポンプによる強制通水を行ってきた。その結果の「順調な吐水」なんて毛頭も思っていない言動で、ゲンノウで殴りつけてやりたい衝動があったものの手元には無い。まあ、顔見知りのグループでもあるし事を荒立てたくない事もあるけれど山荒氏や水盗人などの人となりは同じようなものなのだと思った次第だ。
つまりは腹の中・胸の内・頭の中、「邪」一筋に貫かれている。「思い邪無し」とは雲泥天地の差がある。これはもう性なのだろう・・・。日々のニュースに求めれば鵜の目鷹の目、好んで「三密」を追い求めていく輩がいるが、ここまで落ちたには何か社会的理由もあるのだろうね。