トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

三日月池の初産卵

2020-04-09 | 小父のお隣さん
 少々時期が早いと思いつつクロスジギンヤンマの羽化体がいないかと三日月池に立ち寄ってみた。そこで見たのはウジャウジャと群がるヒキガエルのオタマジャクシだった。「まさか!」の思いだったのは三日月池を設えて十数年経過しているのにかって一度たりとも産卵は無かったのだ。池の南側1/3ほどしか日照に恵まれない環境だし、トンボ池や泥水池より水深がある。卵塊が隠れるほどほどの水位でもないし日当たりも悪いのだ。
 それでも今期の産卵時期には確認の見回りもした。水が濁っていた上に水深もあるから卵塊の確認は出来ず「産卵無し、いつも通り」と観ていたのだった。通常の水見回りも雨水だけの池で干上がっても手出しの出来ない環境のため水見回りのコースには入っていない。

 ところが前述のごとく朽ち折れたクヌギの枝周りに群がっていたのである。「ヒキガエルの産卵は産まれた水域で行う」と物の本で読んだ記憶があるけれど、フイールドの水域はすべて創出した水辺環境である。最初に産卵した個体の「産まれた場所」では無いのは明白で、ものの本も例外には弱いのだろう。
 そういえばかのアホウドリ、いいえ沖の大夫も生まれた場所で営巣産卵するとなっているが、繁殖活動の記録番組でも古巣でなく新天地で営巣したカップルを報じていた。大多数はそうでもコロンブスやマルコポーロのような個体は出るのだと感じる。群れで身を守るオタマジャクシの集団から離れて遊泳する個体は何時も目にするけれど、このような個体が生息域拡大や新天地を作り出すのだろう。まあ、いつの世も世代のアドレナリンが新しい世界を創り出す。そのせいで新型コロナウイルスの蔓延は御免だけれど・・・。

                      

イベントに備え現場で蒸留テスト・・・

2020-04-09 | 今日は真面目に
 現地蒸留する場所の水栓増設と作業台設置が終わったから実際の蒸留を行ってみた。材料は後輩が「芳香蒸留水作り」を聞きつけて届けてくれた金柑3.6kgである。これを二回分として分け2ℓの芳香蒸留水を作る。
 鍋の中はほぼ満杯状況で1回ごとにほぼ90分を費やした。イベント時に1ℓ用意すると3時間以上必要で、やはり蒸留器2基で行った方が良いと理解した。

 風の対策は波板の切れ端を使ってうまくいった。当日までに2枚合わせにして両端を針金で結びC型に立てて中にコンロを置けば多少の風には大丈夫だろう。今回は間に合わせなのでコンクリート廃材とビール籠で安定させたけれどC型にすれば自立する。テーブル上もすっきりするはずである。
 
    暫定テスト  ➡   金柑からの精油成分は多いと感じた  ➡   後日作った風防