少々時期が早いと思いつつクロスジギンヤンマの羽化体がいないかと三日月池に立ち寄ってみた。そこで見たのはウジャウジャと群がるヒキガエルのオタマジャクシだった。「まさか!」の思いだったのは三日月池を設えて十数年経過しているのにかって一度たりとも産卵は無かったのだ。池の南側1/3ほどしか日照に恵まれない環境だし、トンボ池や泥水池より水深がある。卵塊が隠れるほどほどの水位でもないし日当たりも悪いのだ。
それでも今期の産卵時期には確認の見回りもした。水が濁っていた上に水深もあるから卵塊の確認は出来ず「産卵無し、いつも通り」と観ていたのだった。通常の水見回りも雨水だけの池で干上がっても手出しの出来ない環境のため水見回りのコースには入っていない。
ところが前述のごとく朽ち折れたクヌギの枝周りに群がっていたのである。「ヒキガエルの産卵は産まれた水域で行う」と物の本で読んだ記憶があるけれど、フイールドの水域はすべて創出した水辺環境である。最初に産卵した個体の「産まれた場所」では無いのは明白で、ものの本も例外には弱いのだろう。
そういえばかのアホウドリ、いいえ沖の大夫も生まれた場所で営巣産卵するとなっているが、繁殖活動の記録番組でも古巣でなく新天地で営巣したカップルを報じていた。大多数はそうでもコロンブスやマルコポーロのような個体は出るのだと感じる。群れで身を守るオタマジャクシの集団から離れて遊泳する個体は何時も目にするけれど、このような個体が生息域拡大や新天地を作り出すのだろう。まあ、いつの世も世代のアドレナリンが新しい世界を創り出す。そのせいで新型コロナウイルスの蔓延は御免だけれど・・・。
それでも今期の産卵時期には確認の見回りもした。水が濁っていた上に水深もあるから卵塊の確認は出来ず「産卵無し、いつも通り」と観ていたのだった。通常の水見回りも雨水だけの池で干上がっても手出しの出来ない環境のため水見回りのコースには入っていない。
ところが前述のごとく朽ち折れたクヌギの枝周りに群がっていたのである。「ヒキガエルの産卵は産まれた水域で行う」と物の本で読んだ記憶があるけれど、フイールドの水域はすべて創出した水辺環境である。最初に産卵した個体の「産まれた場所」では無いのは明白で、ものの本も例外には弱いのだろう。
そういえばかのアホウドリ、いいえ沖の大夫も生まれた場所で営巣産卵するとなっているが、繁殖活動の記録番組でも古巣でなく新天地で営巣したカップルを報じていた。大多数はそうでもコロンブスやマルコポーロのような個体は出るのだと感じる。群れで身を守るオタマジャクシの集団から離れて遊泳する個体は何時も目にするけれど、このような個体が生息域拡大や新天地を作り出すのだろう。まあ、いつの世も世代のアドレナリンが新しい世界を創り出す。そのせいで新型コロナウイルスの蔓延は御免だけれど・・・。