トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

泥水池1と2の抜去除草

2020-04-30 | 水辺環境の保全
 トンボ池の除草を終え、ここも水面を覆い始めたイネ科の除草をする。昨秋、取り切れずに残った株から繁殖していて、このままだと水域全体を覆いかねない、と言うより覆ってしまうのが必然なのだ。名前は「キシュウスズメノヒエ」だったか、ランナーで驚くべき速さで侵出する勢いがあるからいつも劣勢な小生だ。
 それでも適期抜去を行わないと水域環境が悪化するから避けて通れない。まっこと因果な水商売である。「こんな私に誰がした・・・」と思ってみても、すべては自分に還る因果律なのだった。

 手取りが確実なのだけれど、連日の疲労が抜けていない。そこで少しでも楽に作業を行うために「貝掘り熊手」を2mのパイプに接続した抜去熊手で作業をする。この手の植物は細かい根株なので熊手の先端に良く絡まってくれる。株もとに打ち込み柄を肩にかけて摺動させれば根株が緩んでくれて一株ごとだが抜きやすい。水域を覆う草が無くなるとアオコの流出が促される。アオコが覆っていても何の寄与も無いのだから流出させる環境を整えるのも大事なのだった。
 抜いた株は近くに積み上げて、抜き取り作業が終わってから引き揚げて窪みに投棄する。これで多少とも窪みが埋まり刈り払い作業も楽になっていくはずなのだ。

 「猪走りの解消」からトンボ池の除草、泥水池の除草と続き、いささか疲労が溜まった感がある。温泉にでも行き打たせ湯でもしたいところだが世間は「ニューコロナ」で外出も移動も抑制せねばならない。小林旭だったか車名を盛り込んだ歌が浮かんできた。…世間並みだが古い記憶はしっかりと蘇り、先ほど食べた食事の内容は留まらぬ。まあ、記憶するほどの中身ではないのも確かなのだった・・・。

         泥水池1  ➡           泥水池2も除草