トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

オオスズメバチ初見、初まとわれつき・・・

2020-04-13 | 小父のお隣さん
 いつものごとく駐車場でS先生やSさんとよもやま話をしていたところに羽音がする。視点を移すとそこにはオオスズメバチがいた。いつもながら女王様の貫禄は大したもので体長は50mmに達しているだろうと思われる高貴なお姿だった。欅の根元や周囲の集積された粗朶の中に潜ったりして忙しそうだ。
 S先生曰く「巣作りの場所を探しているのだろう。こういうところが好きですね」とおっしゃる。確かに今まで巣のあった場所はこんな環境がほとんどだった。しかしながらこの付近で巣作りしてほしくないのも実感で、簡易トイレと数メートルしか離れていない場所なのだ。

 なかなか良い構図にならずストーカーみたいにカメラで追っかけ、小生も女王様を追うパパラッチ気分だったのだが、この女王様、何を思ったのか小生の頭部近くでホバリングしてくれた。「カチカチ」というような警戒音も無いから目を閉じ静かにしていたのだが翅が起こす風がうなじに感じる。「爽やかな春の風」とは遠かったけれど、S先生が小生の背後で言っていたように「女王バチはまず攻撃はしないから」の声掛けよりも「出現した!」実感を噛みしめもろ肌に感じたひと時だった。

 オオスズメバチの観察中や遭遇時に頭部付近を旋回したりホバリングしてくる状況は珍しくも無いし「観察されている存在」と割り切って静止しているしかないけれど、羽ばたきの起こす風と音圧は結構強いものだといつも思ってしまう小生だった。
 一方、巣場所を探さねばならない忙しい女王様が寄ってきた理由に思い当たる節があった。昨夜の入浴で入浴剤として菜の花の芳香蒸留水を使ったのだ。証明は出来ないけれど自分で解する因果関係に納得。

                           

ようやく撮ったツマキチョウ

2020-04-13 | 小父のお隣さん
 今期出現してから半月は経過し、その間に何回も遭遇していて撮影出来なかったツマキチョウをようやく撮影出来た。春先の短い期間だけしか姿を現さない「短期限定サービス」のような飛翔なので一枚くらい撮影出来ないと「見た!飛んだ!」という実感が湧かない。今までは「飛んで一旦ブルー・・・」になっていたけれど、今期はもうブルー無しだ。

 撮影出来たからと言って何の余禄も無いけれど、こういう指向性があれば耄碌も多少は先延ばし出来るだろう。「一刻値千金」などと言うよりも「金銭には代えがたい代物」なのだ。いつかは「千のチョウになって、千のトンボになって・・・」が見果てぬ夢、いいえ果てた後の夢、チャンチャン。

 今回撮影出来た画像に翅の裏側も判る一枚があった。静止していてもなかなか確認は出来ない裏側で、これ一枚で大満足。
              


幸せの黄色い菜の花

2020-04-13 | 何よりの楽しみ
 トンボ探しをしに行った里の河川に大量の菜の花があり頭痛がするほどの香りが襲ってくる。ここまで匂いがあるならば芳香蒸留水を作ってみる価値があるだろうと摘んできた。
「蒸留鍋に1kg」が目安なのだが計りをもっていかなかったからおおよその体積で採取量を決めた。実際に鍋に入り切った量は600g程度で、この量だと200ml程度しか取れないだろう。

 さて量はともかく肝心の香りは水仙の花の時のように芳香とは言い難い香りだった。蒸留する前は「ミツバチも寄る花だし蜜由来の芳香成分があるかも・・・」と期待もしていたが、やはり草本特有の香りは混ざってくるのだった。まあ、芳香蒸留水と言い難し・・・。
 風呂に入れてみるけれど「入れなくて湯を捨てる」羽目になるのだろうか。幸せとは「山の彼方の空遠く」・・・。

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 さて、入浴剤として使ってみた。洗面所に漏れてきた香りは「匂い」とは言い難い「臭い」風で一回こっ切りで止めた。後輩の栄養士に感想を求めたら「ゴマの香りがするかも・・・」だったが、小生には感じられず「草本は臭くなる」が定説として記憶に留まりそうだ。そうなるとヨモギやドクダミ、サンショウの葉などの木本類でも葉の部分は青臭くなるのだろうか。先日行ったヒノキの葉も青臭さが混じっていて、ヒノキ特有のスッキリした芳香だけでも無かったわい。