トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

棚田部「猪走り」の解消5 「エコトーン形が出来た」

2020-04-12 | 水辺環境の保全
 もう何日かかわっているのか記憶が定かではない。雨天で作業を止めた日も何日かあったので、その間に周囲の植生は緑を増すし、シュレーゲルアオガエルは大合唱して産卵期を歌っているしで、早く水辺の作業を終えたいが身体が動かない。
 それでもこの日は「エコトーン部分だけは形を整える」つもりで作業した結果、どうにか目標を達成し少しばかり安堵した。出張り土手部分は数日乾燥させ鍬で均し周囲から野草を移植し完成する。出張りでも水域部分は田の中に自生していたイネ科の野草と泥水池から掘り取ったミソハギを下ろした。
 土手の部分にはセリ、ヤマ蕗など湿気を好む植生を考えているけれど、高植えでノアザミやフジバカマも数株入れておきたい。この部分は立ち入り禁止・刈り払い禁止としてロープを張って完成となる。

 張り出し部を埋め立てるのに、先日護岸木を据えた部分まで田の部分から採土して棚田部の完成形が現れた。細かい事を言うならば掘り取った部分の底均しもしたいのだけれど、これはこれで周囲より浅く暖かいんだろうメダカが集まってくる環境になっているから、とりあえずは様子を見る。
 どちらにしてもニホンアカガエルとヒキガエルのオタマジャクシが変態し上陸すればトンボで均しつつ田植えを予定している一角に泥寄せしなければならず、まあ、急ぐ作業でもない。

       ➡       浸水植生部分