18日、昨夕から125mmほどの降雨があって午後には晴れる予報だったから空の明るさが見られるのを確認し水源地に行った。2014年、取水堰の上と下が土砂崩れを起こし取水堰が破壊されて、そこから始まった河床取水路の保全作業と流路に押し出された土砂を水の浸食力に頼りながら削り、復旧に努めてきた。
長年の努力が実って取水筋も安定したので、増水を機に現在の流路河床を一段と下げる事で取水升への流路を確固たるものにしたいのだ。ようやく機会が巡ったと判断し午後になったけれど出かけるのは、明日では水量が低下し河床の砂礫を掃い出す水量が不足するだろう、と判断したからであった。
水量は十分で大きな石を外しつつ携帯スコップと三本鍬で流路を掻きほぐせば水流で砂礫は流れてくれる。小一時間ほどでようやく求める形に近づいた。取水升部に直接流路の水を落さないのは取水升が埋没するリスクを避けるためで、流れが奔流となったときに運ばれてくる砂礫や土砂は取水升を避けて流れ下る算段である。
取水升へは通常の取水量、毎分30リットル程度流れてくれれば良いから流路から石の間を通り升に流入させれば十分なのだった。今までこの形を形成できなかったのだ。
取水升は埋まっている ➡ 河床を下げ奔流時の逃げ道水路も形成した
いつも通りの増水した結果は取水升内に砂泥が沈殿し取水口まで溜まっていた。手を当てると僅かに陰圧を感じるので「断水は無い」と判断したのだったが、取水口まで砂泥が達していたので、それは甘い判断・希望的観測に過ぎなかった。陰圧がある間は砂泥を吸い込み続けるので埋まらない。
帰路、念のために沢の中、管路最低部にある排砂バルブを開け排砂作業をし万全を期そうとしたのだが、バルブを開け排砂を待っている時に、斜面から小石がパラパラと落ちてきたではないか。バルブのある位置は砂利層で形成された崖直下で「土砂崩れで圧死!」が浮かび、早々に排砂を断念して撤退したのだった。増水している沢の中では逃げる場所も俊敏な動作も無理なのだ。「三十六計逃げるに如かず」である。
この後、フイールドの吐水口へ確認に行った。もう完全断水で一滴も出ていない。帰宅する前に管路の最終排砂バルブを開けてみたら一時は濁り水が噴出したが次第に弱まり止まってしまった。こうなるとエンジンポンプによる強制排砂を実施せざるを得ないだろうが、明日まで排砂バルブを開けておき「自然通水があるかもしれない」と希望的観測に掛けてみる。
完全断水 ➡ 少し出て ➡ 止まった
長年の努力が実って取水筋も安定したので、増水を機に現在の流路河床を一段と下げる事で取水升への流路を確固たるものにしたいのだ。ようやく機会が巡ったと判断し午後になったけれど出かけるのは、明日では水量が低下し河床の砂礫を掃い出す水量が不足するだろう、と判断したからであった。
水量は十分で大きな石を外しつつ携帯スコップと三本鍬で流路を掻きほぐせば水流で砂礫は流れてくれる。小一時間ほどでようやく求める形に近づいた。取水升部に直接流路の水を落さないのは取水升が埋没するリスクを避けるためで、流れが奔流となったときに運ばれてくる砂礫や土砂は取水升を避けて流れ下る算段である。
取水升へは通常の取水量、毎分30リットル程度流れてくれれば良いから流路から石の間を通り升に流入させれば十分なのだった。今までこの形を形成できなかったのだ。
取水升は埋まっている ➡ 河床を下げ奔流時の逃げ道水路も形成した
いつも通りの増水した結果は取水升内に砂泥が沈殿し取水口まで溜まっていた。手を当てると僅かに陰圧を感じるので「断水は無い」と判断したのだったが、取水口まで砂泥が達していたので、それは甘い判断・希望的観測に過ぎなかった。陰圧がある間は砂泥を吸い込み続けるので埋まらない。
帰路、念のために沢の中、管路最低部にある排砂バルブを開け排砂作業をし万全を期そうとしたのだが、バルブを開け排砂を待っている時に、斜面から小石がパラパラと落ちてきたではないか。バルブのある位置は砂利層で形成された崖直下で「土砂崩れで圧死!」が浮かび、早々に排砂を断念して撤退したのだった。増水している沢の中では逃げる場所も俊敏な動作も無理なのだ。「三十六計逃げるに如かず」である。
この後、フイールドの吐水口へ確認に行った。もう完全断水で一滴も出ていない。帰宅する前に管路の最終排砂バルブを開けてみたら一時は濁り水が噴出したが次第に弱まり止まってしまった。こうなるとエンジンポンプによる強制排砂を実施せざるを得ないだろうが、明日まで排砂バルブを開けておき「自然通水があるかもしれない」と希望的観測に掛けてみる。
完全断水 ➡ 少し出て ➡ 止まった