トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

黒い翅のトンボとチョウを初見

2020-04-16 | 小父のお隣さん
 昨日、15日と今日、黒いアゲハの飛翔を確認できたが撮影は出来なかった。出現初期はゆったりした感じでの飛翔をしてくれないことが多く、結果的に撮影出来ないし種別の見当もつかない。「黒いアゲハだった」が真っ当なつぶやきである。

 水見回りの途中、二つ池の畔で足元から茶色の翅のイトトンボが飛び立ったのだが、そのまま近くのエゴノキの先端部まで上昇して止まった。これでは撮影もできないし結果として「茶翅のイトトンボだった」としか言えない。どちらにしても今日はカメラを忘れたし、ケータイで撮影すると開けないファイルに保存されてしまうので、ケータイは電源も入らず携帯しているので電気代はかからない経済であった。

 若い頃、映画音楽全盛時に「黒いオルフェ」という映画音楽が流行った。映画を観ることなく音楽だけ知ったのだったが最近になってその映画をテレビ放送で見た。
 主題歌の音楽だけしか知らなかった時より感激は薄く、別世界の映画ではあったけれど小生は現実世界の「黒いバタフライ」や「黒いドラゴンフライ」に共感する。てなもんや三度笠・・・。

                    あと何度初見巡るか仕舞まで

棚田部「猪走り」の解消7 「落ち口の移設」

2020-04-16 | 水辺環境の保全
 「落ち口の移設」が片付けば棚田部の大事は終わる。「今日でわっぱかにする!」と早めに自宅を出て正午のチャイムが聞こえてくるまで作業したけれど片付かなかった。
 それでも落ち口の移設は終わり、今日までの落ち口を埋めて通水は無事済んだのだった。旧落ち口を畔にまで整復するには土が足らず、新落ち口脇の護岸木を据える時に削る土で賄うしかないだろう。それでも「もう一日」でかたが付くのだ。
 ここを閉じる   ➡    土が不足で成形出来なかった

 資材はすべて廃棄材で賄えた。落ち口傾斜水路の洗堀防止には分水池の丸太ダムの廃材を当てた。丸太ダムも経年劣化で丸太が細り漏水が激しくなったから掘り下げ抜き取り土嚢と交換したものである。分水池の近くに放置して腐食を待つだけの材だったのを、今回の「落ち口移設」で傾斜水路の流路に使えた。
 温水田のオーバーフローでもあるので、この水位決定は伐採したクワの幹を手斧で削り込み調節している。チェーンソーは簡単だけれど荒っぽい。手斧の方が調整は楽なのだ。

 傾斜水路に水が流れると敷き詰めた丸太が浮き加減に見える。ほぼ二年ほど野ざらしだったから仕方が無いのだが、増水時に流れ出すようなら垂木が残っているので釘打ちして止められる。
 もう一日、護岸木を据え、この時に掘り取った土で旧落ち口に畔を完成させれば、小生が長年、思い描いていた棚田部の最適化に近づくはずである。この形にしたかったのは「水回し」にあって、止水域を残しつつ全体として水流は大きなS字カーブを描き温水田と棚田の水域に新鮮な水を届ける事が出来るようになったはずである。

          用材の確認   ➡      ➡    傾斜落ち口が出来た