トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「シオカラトンボ♀初撮影」

2020-04-24 | 小父のお隣さん
 23日、ようやくシオカラトンボを撮影出来た。トンボの撮影をしたくて水辺を徘徊している訳でもないので「初見や初出現」であっても運よく撮影できる機会は半分ほどだ。

 自分では「シオカラトンボの♀」と思っていても増々混迷してきたトンボの判別だ。先日撮影したシオヤトンボと写真比較してみればシオヤトンボでない事は明白だけれど、この頃は見慣れているはずのシオカラトンボでさえ「シオヤかダビドかシオカラか」と三択の迷宮に入ってしまう。
 トンボやカエルが好む環境が小生も好きと言うだけなので繁殖しているだけで余は満足じゃぁ。トンボはトンボで一向にかまわない日々日常人生なのである。

 シオカラトンボ初撮影               シオヤトンボは翅の基部に橙色斑

トンボ池の除草

2020-04-24 | 水辺環境の保全
 トンボ池の水面が水草で覆われてしまった。いつもヒキガエルが産卵する一角は水底まで日照が届くようにと産卵前に除草したのだが、そのほかの除草は水も冷たいし気乗りもしないしで行わなかった。そのため一株一株が大きく育って水面を覆いつくしてしまった。ヒキガエルのオタマジャクシは少ししかない日当たりの良い水面付近に群がっていて、これでは「密集・密接・密閉」状態である。

 アサヒナカワトンボもダビドサナエも発生した今日この頃では「水面を開ける」のは急務になって「猪走りの解消」でいささかくたびれた身体で草抜きに入った。手で握って抜き取るには植物が軟弱だし、根を残せば再生するから抜去するのが望ましく、ここは三本鍬を打ち込み起こして抜去を続けた。抜去作業も終わりごろ、二組のおチビちゃんとママが入ってきた。オタマジャクシを見るためである。

 産卵する一角は決まっているし、オタマジャクシもほとんどがその一角で群れているから、見に来る人たちの立ち位置も決ってしまう。そのため移行帯として植生を温存しておきたい範囲がいつも剥げてしまうのだった。それを防ぐために浚渫土を盛りミソハギを植えてあるのだが、新芽を伸長させ始めたみそはぎを遠慮なく踏みつぶしてしまう。
 これが嫌でロープを張るつもりだったのが遅れて間に合わなかった。目の前におチビちゃんがいては「近寄るな!」とも言えず「掬えるかな・・・」なんて腹にもない言葉をかけてしまったのだった。気が弱い小生にとっては、人生は後悔と傷心の連続なのである。こんなことから植生より先に頭頂部が禿げてしまった。

 沈泥路と池を隔てる丸太の仕切りは、この植物を根株ともども乗せ広げ移行帯とした。ここはどういうわけか威野志士様が跋扈蹂躙したがる場所で、ほどなく崩されるのは毎度の事なのだ。大事にしたくて手入れをする部分から破壊される傾向があって、ホント「三途の河原で石積みし続ける二度童」になってしまった。

       水鳥が運んだと思われる植物が大繁殖   ➡    抜去除草後