トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

見事なキジョランだった・・・

2020-09-01 | 蝶の食草園
 以前より「立派なキジョラン」があると聞いてはいたものの、小生が見たキジョランは自分で植え育てたサイズだけなので見当もつかない。「キジョランを用意しなくては」と思ったころから当地近在に株があるとは思ってもみず、自生株を見るためには高尾山に行かねばと思っていたのだった。
 そんなこんなで思案していた頃にS先生から種子を頂いたのが自前苗を用意できるきっかけだった。かれこれ10年以上経過しているが貝化石層を客土したりしても育ちが悪く「こんなもんか」と我慢比べだったのだ。

 ところが先日、Sさんが山のキジョランを写してきてプリントをくれた。フイールドのキジョランとは段違いの成長ぶりで、標高が高いのも成長を促された要因かとも考えたけれど、フイールドの土壌は粘土質で棚田跡なので浅い。高尾山は石灰岩質でキジョランが好む土壌だというのは判っていたので「土壌不適当」も育ちの障害にはなっているのだろう。

 ところが山のキジョラン、管理人の方に場所を教えてもらい見に行ったのだが、ほれぼれするほど育ちが良い。自生株かと思っていたら「S先生お手植え」なのだそうな。それにしても見事な繁茂ぶり。結実しているとも教えてもらったけれど、恐れ多くて近づけなかった。写真を1枚撮って帰宅した。フイールドにもこんな株を育てたーい。
 条件さえそろえばここまでになるのが理解できただけで十分だったのだ。

          

蜂満総社建立15「総社芯中の虫」

2020-09-01 | 今日は真面目に
 無事目出度く落成した蜂満総社なのだったが、翌日に立ち寄って感慨を覚えつつ眺めて「エーッ、そんなの有りかよぅ!」だったのだ。一夜にして既に侵略されている。古い稈に蟻が居たのは知っていたものの、既に蟻の行列は柱を伝って行き来しているし、稈を積み重ねた区画の切り口には蠢いている。穴の中に巣作りしているのは明白だった。差別も区別もするつもりでなくとも蟻は対象にしていない。「白黒別です」とは異なる仕掛けのこの環境では侵略破壊する集団でしかない。

 簡便にスプレー式の殺虫剤を噴霧して一発排除しようと一瞬思ったのだが薬剤が残留する。酢か竹酢を噴霧すれば退却するかとも思ったものの「巣に酢を掛けて」の異口同音では効かないだろうとか、まあ、一瞬は脳味噌に血流が戻ったのだった。
 帰宅して案が出た。リビングの床に放置されたままの「蟻殺虫剤容器」が役目を終え薬剤が残ったままにある。これを使えば無駄なく一巣、いいえ一掃できるだろう。さっそくリビングと台所、デスクの窓際に置いてあった3個を正面の賽銭箱に並べておく事にした。
 一見、献上物・供物に見えるが「危ない供物」でもある。出勤時に載せて帰宅時に確認すれば結果は予想できる。これで駄目ならスプレーを使おう。残留薬物が忌避剤になってしまう恐れは多分にあるものの軒下にぶら下げた稈の束にさえ蟻が参るのにはまいってしまう。まあ、メッカのカーバ神殿と間違っているのだろうて。ありえないし「バーカ」と言ってやった・・・。

                  「ありゃー」  ➡