トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

葉唐辛子の佃煮

2020-09-25 | 何よりの楽しみ
 鷹の爪の種子を頂いて播種、苗8本を定植したのが6月、草取り1回だけした捨て作りでは収穫するほどにもならんかった。それは現実なのだが、採種した品種は「一代交配種」だから「まともな苗は出来ない」のが正解だったろう。まあ、種子を頂いたから苗を購入する訳にもいかず、手間暇かけて収穫ゼロと相成った訳である。これも小生が「NO、と言えない日本人」であったことに他ならない。

 そんな小生を見かねてか、会友のMさんが「収穫が終わったから全株抜いていいよ」と言ってくれた伏見甘長の株、抜き取って自宅に持ち帰った。抜き取る時は「頂戴!」と頼んでおいたのだ。
 葉をむしり採らねば使えないから、まずはむしり採ったのだ。一枚一枚と葉を取るなんて悠長な性格では無し、むしっていて気が付いた「山羊が葉をむしり食べている頭部の動きと手の動きが似ている」。山羊は少年時代のペットだったから記憶はあるのだ。葉の総量は350g、電子レンジで加熱、しんなりさせ冷水で冷やして絞ったら800g。意外と重さが増えている。

 レシピはお惣菜のレシピを参考にしたのだが、お酒も味醂も切れていて無かった。仕方が無いから砂糖とオリーブ油で誤魔化す。ゴマ油ならもっと誤魔化せただろうが、それでは葉唐辛子の香りが負ける。
 中火で10分ごとのタイマーを使い焦げ付かせないように煮詰めた。4回タイマーを使った後は更に火力を落して煮詰めて仕上げた。まあ、小一時間くらい煮詰めて夕食には出来たばっかりの「葉唐辛子の佃煮」を添えた。少し塩味が濃い目だったが直し様はあるし塩分過多にならないように留意すれば良いのだ。これでしばらくは大好きなお惣菜を楽しめる。

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