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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

吸汁晩餐会

2020-09-11 | 小父のお隣さん
 残暑の頃になるとアブが出てくる。朝一で駐車場に到着すると「温熱」を感知してか車体やタイヤに群がる。それだけなら気にも留めないけれど作業中に寄ってこられると作業にならない。周囲を飛び回り隙あれば吸血される。吸血されれば痛いし痒いし傷の治りも遅いのだ。そんなことからこの時期は蚋とアブの捕獲に使って迷惑を解消する道具として柄を1尺ほどにした子供用の捕虫網を腰に差す。煩く周回するようなら捕獲して蚋は潰す。
 アブに対しては潰さず、父が牛に群がるアブを捕まえては翅を千切り放り投げていたのを踏襲している。理由を聞いたことは無いけれど「お仕置き」だったのだろう。

 この日も周囲を周回するアブが五月蠅く捕虫網の出番となった。アブの翅を千切って放り投げてみたものの蟻の餌にするには忍びなく、先日の映像が記憶にあったから「吸汁晩餐会」に参加させてもらった。泥水池の水面に放り投げたらほどなくアメンボが群がってきた。数日前にたまたま観察したカメムシほど群がらなかったけれど、これは水域の違いからだろう。
 アブの触感は体液豊富なように思えないけれどアメンボが群がり噴口を突き立てているのだから多少は吸えたのかどうか、晩餐会を遠巻きに眺めてた小生には解からない。

              

沈泥機能の回復をせにゃー

2020-09-11 | 水辺環境の保全
 今期の梅雨はダラダラと長梅雨だった事もあり沈泥池がすっかり埋まり「沈泥池」としての機能を果たせなくなったしまった。それは基準水面より泥土が上になったためで、普段のチョロ水流入水でさえ表層を流れオーバーフローし水生生物の生息すら出来ない環境になった。この状態でヤゴなどがどれだけ生息しているか確かめる気も無いものの、秋の長雨の到来前に機能回復は必須である。
 とは言え夏草が繁茂した状態では浚渫は出来難く、まず刈り払って泥土を露わにしなくてはならない。刈り払いは刈り払い機が楽だけれど集草が厄介だし、面積も広くは無いから手鎌で刈り取った。

 この後は長柄のジョレンで泥浚いとするけれど、浚った泥土は食草園の窪みに運び林床を均したい。客土効果もあるだろうから食草。食樹の生育にも寄与できるだろう。

            ➡    除草終了

 泥水池の除草が終わらず数日空けての作業となった。それも台風9号10号の影響を考えてのことだ。進路はどうでも降雨は間違いなさそうなので、出水するまでに沈泥池の泥浚いを済ましておかないと役に立たない事になる。
 夜半、お湿りがあって多少は涼しいかと思われたこの日、予想に反し33℃超えになった。さすがに連続の泥浚いは身体に堪らないものの浚渫土を一輪車に盛り食草園の窪地に運んだ。浚渫と運搬を交互にやれば効率は悪いが身体的には楽になり、運搬作業で呼吸を整えられるのだ。結局、この作業も途中で帰宅。まだまだ先は長い・・・。

                まず流入部   ➡    沈泥部の浚渫