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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

それが悶題だ・・・

2020-09-27 | 蝶の食草園
 S先生からイチゴパックで発芽させた実生苗を頂いてポットに植え替え、ようやく活着して成長が目に見える頃にGoToトラベル第一陣がやってきて坊主にしてしまった。かろうじて難を逃れたポット苗に第二陣が住まわっていた。
 朝から霧雨模様で午後には止むかと思いつつ鉢替えを予定していた文旦とキンカンの残った葉に幼虫が何匹も居たのだ。キアゲハの姿はリビングから見ていたし三つ葉もフェンネルも食い尽くされてしまったから残りは柑橘しかない。しかも背丈10cmにも満たない小苗だし、この葉の量で終齢まで育つわけでも無い。

 幼虫は生かしたいし幼樹も育てたいが両者共存共生は相反する実相なのだ。町内の一画にミカン樹があるが食痕などは無く農薬散布の結果であろうと知りつつも、こんな幼樹を食い尽くされるのも不本意極まりない。ネットで覆って被害防止を図れば育つのは判っていても、一方の育つ場所を失わせる結果になる。「為すべきか為さざるべきか、それが悶題だ!」。下の写真に幼虫、何匹何匹わかるかな!。
 かくして我が頭頂部は殺生を避けた仏心ゆえ後光が射し光輝いておる。まあ、小生に関しては「四十にして惑わず」は適用外である。子守歌にある「おどまふんぎりふんぎり ふんぎりつかず こまるぅ」てなもんや三度笠。

           

 写真を撮り終わり何気にヘンルーダをみたら何齢になるのか40mmほどの幼虫がいる。柑橘もヘンルーダも食草として養成中なのだから産卵されても文句は言えない立場だけれど、このヘンルーダ、Sさんから頂いて10株ほどに株分し夏越しする間に一鉢しか残らなかった最後の一株なのである。これも蛹になるまでに食い尽くされてしまいそう。テレビのCMではないものの「どうなる?どうなる?ははあ、そう来たか…」とばかりはいかず丸坊主がオチなのだ。どうする…どうする…どうしよう。

 柑橘とヘンルーダの幼虫を並べた