トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

棚田部の泥浚い

2020-09-24 | 水辺環境の保全
 泥水池1と2の最終回になる草抜きは終わった。これで今期の水商売は「自粛」かと思えど、泥の堆積が無視できない温水田と威之志士様に崩された堤法面の補修を兼ねて泥浚いを行った。水域から長柄のジョレンで泥を浚うには水際の植物が邪魔になる。刈り払いたくは無いのだが全域ではないので泥上げ区域と泥で補修する部分の刈り払いをする。
  ➡   刈り払う

 棚田の水際の損壊はひどくは無いけれど堤の法面がグダグダにされてしまった。度々被害を受ける場所なので泥浚いの度に堤の上面幅を増やし法面の傾斜も緩くするように作業してきた。だから通路として踏み固められていく部分の被害までには至らないものの際どい被害であるのは間違いない。
 今期の掘り返しは例年より酷く、梅雨の長雨、夏の高温続き等々で食べるに足りる餌が無いのだろうと推察しているが、推察したから被害が収まる訳ではなく「働けど働けど この堤安心ならず 今日も土盛る」なんちゃって・・・。
       足場板を使い泥浚い ➡   足場板を移動し泥浚い

 棚田部の水際補修は容易だったが温水田の泥浚いが大量だった。立ち込んで泥浚いだと移動が難渋する。そこで足場板を活用し立ち込まずとも泥浚いが出来るようにした。これで余計な労力は節約できたはずである。
 足場板の位置を変え、ようやく温水田の泥浚いが終わった。この泥土だけで崩された法面の補修が済むはずも無いけれど、
どちらにしても「数年がかりの」補修になっていく。
 だからお江戸の盗人のような「急ぎ働き」する理由も無く、少しはお茶も楽しみたいから間伐材でテーブルを設える場所に泥土を盛った。乾燥したら整地して丸太でテーブル作りである。冬場は全く日照が届かない場所だけれど桜の樹下だし夏は日陰になっているし、少しはくつろげる時間も作りたい。
           温水田、泥浚い終わり  ➡   泥土で埋め立て、春にはお休み処か⁉